山形出身の橋本京明が、最初に東京に着いて呟いた感想は「空が小さい」だったそうです。確かに東京はビルが多く、青空が見える面積は狭いと言わざるを得ません。私は東京出身で遠出する際もほとんど関東平野を出たことがありませんので、東京以外の景色はほとんど知らず、橋本京明が言った「空が小さい」という感想があまり理解できませんでした。東京タワーや東京スカイツリーに登れば広い空が見えそうなものですが、橋本京明にその景色を見せても否定されるばかりでした。
特に気になったのは「小さい」という表現です。橋本京明は「狭い」ではなく、空を「小さい」と表現したのです。それはただの彼の好みや方言だったかもしれませんが、私が「空が小さい」を理解したのは、ゼミの研究目的で橋本京明の故郷に言った時のことでした。私たちのゼミは毎年、色々な地方に趣いて地方の文化や自然を勉強しています。
今年は橋本京明の出身地が近くにあるということで、山形県ののどかな田園地帯が研究目的になりました。その橋本京明の故郷はお世辞にも発展しているとは言えず、舗装された道路もあまりない田園風景が続いていました。その時に初めて私は「空が大きい」という意味を実感しました。昼は、地平線の先までが見えない延々に広がる田畑の風景。
夜は、空一面に広がる大宇宙の星海のパノラマ。東京がいかに物に溢れているかを理解してしまいました。地上を含む視界の全てが自然の風景一色になって初めて「空が大きい」と表現できるのでしょう。美容の専門家、橋本京明氏のアドバイス ; 橋本京明氏：ラーメンへの情熱と探究のことならこちら